BOOK

wat mayhem『パンク侍、斬られて候』(本多劇場)

原作:町田康脚本・演出:山内圭哉出演:山内圭哉、小島聖、中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース)、廣川三憲(ナイロン100℃)、 加藤啓(拙者ムニエル)、林克治(カリカ)、福田転球(転球劇場)、高木稟(転球劇場)、 橋田雄一郎(転球劇場)、腹筋善之介(Piper…

佐々木敦×前田司郎トークセッション 『ながくトーク(さよなら地獄)』(ジュンク堂書店新宿店)

批評家・佐々木敦の『(ブレインズ叢書1) 「批評」とは何か? 批評家養成ギブス』と、五反田団を率いる劇作家にして小説家である前田司郎の『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』、両新刊の刊行を記念してのトークセッションが新宿のジュンク堂書店内のカフェス…

横浜国立大学「講演会を開く」「メディアと芸術F」プロジェクト 本谷有希子さん講演会〜ほんたにちゃんに問う〜(横浜国立大学 教育文化ホール)

主催:横浜国立大学教育人間科学部 大里研究室 Talk:本谷有希子&大里俊晴 まだ化けの皮は剥がれないのか!?最強のサブカル・プリンセス、昨年のパルコ劇場でのプロデュース公演も大好評だった本谷有希子が今年もゆく!横国大の講義にお呼ばれして教授と対…

『真説・外道の潮騒』(角川書店)刊行記念・町田康サイン会(LIBRO池袋本店)

新刊をリリースするたびに毎度サイン会を執り行って呉れるマーチダ先生に会ってきたぞ。場所はライオンズ優勝セールでにぎわう池袋西武百貨店内。国内有数の巨大百貨店内のスタッフは、みな揃いも揃って額の部分に獅子猫がプリントされたブルーのサンバイザ…

受賞キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

野間文芸賞 町田康さん「宿屋めぐり」に決まる 第61回野間文芸賞(野間文化財団主催)は7日、町田康さん(46)の「宿屋めぐり」(講談社) に決まった。副賞は300万円。(毎日新聞) ひさびさの賞だね。 宿屋めぐり作者: 町田康出版社/メーカー: 講…

危機をのりこえますた

出版社の民事再生法申請!で刊行ストップになってた作品が無事リリース。ほっ。 文学的なジャーナル作者: 岡崎祥久出版社/メーカー: 草思社発売日: 2008/09/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る 【文学的なジャー…

『せりふ〜』の件 ほか近況 そして日曜日は武道館

http://d.hatena.ne.jp/yasshiko/20080915で述べた件、諸手続き完了のうえ、貰えるものを貰った。小学館さんに落ち度はないことも判明した。 この件について、弁護士さんやら議会の先生やらいろいろなお偉いさんに聞いて回ってみた。反応は様々。言いたいこ…

追記

小学館『せりふの時代』2008年8月号:http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/sol_magcode?sha=1&neoc=&zname=15677&keitai=0 戯曲 「わが闇」 第2場追加掲載 ケラリーノ・サンドロヴィッチ だってよ。 なぜ追加掲載?お前のミスだろ?どうしてそ…

面白いことになりそうな、ならなそうな、小学館のちょっとした『闇』

せりふの時代 2008年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/04/02メディア: 雑誌 クリック: 7回この商品を含むブログ (7件) を見る ちょっと前にこの本(『せりふの時代』2008年5月号・小学館刊)を買った。ナイロン100℃の公演『わが闇』の戯曲…

勉強し始めた

簡単だ、とバカにされるレベルのものを5ヶ年計画でやらねばならんと思ってしまうほどに頭が鈍っていたが、1ヶ月経つと徐々に慣れてきて、学ぶことが楽しくなってきた。ネットや本屋で受験本を読み漁ったり、2chスレ上で問題を出し合ったり答え合ったり楽し…

祝!単行本化!

ctの深い川の町作者: 岡崎祥久出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (9件) を見る 出てたの知らなかった。講談社GJ! さすが芥川賞候補作家。 まだまだやれるハズだ。 こんな時代だから…

ドゥマゴ文学賞決まる

第18回「Bunkamura ドゥマゴ文学賞」(主催・東急文化村)は3日、中原昌也さん(38)の「中原昌也作業日誌 2004→2007」(boid)に決まった。副賞100万円。今年の選考委員は、作家の高橋源一郎さん。(YOMIURI ONLINE) 内輪っ…

えの×もとや

http://www.cinra.net/news/2008/08/04/211159.php よりによって行けない日だ(><)。せっかくの誕生日なのに…。 えの素 [完全版] 上 (KCデラックス モーニング)作者: 榎本俊二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/23メディア: コミック購入: 6人 クリ…

第45回夏の文学教室 『「東京」をめぐる物語 part2』− 町田康『中原中也の東京』(よみうりホール)

日本近代文学館主催のこの企画に2年続いて登場の町田康。そういえば去年の今頃は布袋との抗争がメディアで騒がれていた渦中だったっけ。あれからもう一年たったのか。平日昼間の公演にもかかわらず1階席は満席。私はやや空いてる2階席にゆったり座って、…

『ノルウェイの森』の映画化が決まったというのは本当か

ダレカウソダトイッテクレ… やれやれ

エクス・ポナイト VOL.2 (Shibuya O-nest)

LIVE:d.v.d、フルカワヒデオプラス(古川日出男+植野隆司(テニスコーツ)+イトケン(d.v.d)+戸塚泰雄) ヘア・スタイリスティックス a.k.a 中原昌也 TALK:岡田利規×本谷有希子+佐々木敦『リアルなものの行方』 鈴木謙介×栗原裕一郎×仲俣暁生+藤原ち…

ジム・フシーリ 『ペット・サウンズ』(訳・村上春樹)

ペット・サウンズ (新潮クレスト・ブックス)作者: ジム・フシーリ,Test,村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/02/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (87件) を見る 神がこの世に産み落とした衝撃作「PET SOUNDS」(Th…

本谷有希子 『グ、ア、ム』

グ、ア、ム作者: 本谷有希子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/06メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (44件) を見る 『新潮』に掲載された時に読んでいたので(http://d.hatena.ne.jp/yasshiko/20080116/p2)、新品で買うまでもない、ブ…

吉田修一 『悪人』

悪人作者: 吉田修一出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/04/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 134回この商品を含むブログ (307件) を見る 初版を買っておいたのに一年以上放置してしまっていた。第34回大佛次郎賞と第61回毎日出版文化賞をダブル…

前田司郎 『グレート生活アドベンチャー』

グレート生活アドベンチャー作者: 前田司郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (40件) を見る 働きもせず学びせず日々ひたすらRPGゲームに明け暮れる三十路男の物語。ヒキコモリニートの…

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

第139回芥川賞候補に岡崎祥久『ctの深い川の町』キター!!3度目の正直なるか! http://www.bunshun.co.jp/award/akutagawa/ 群像 2008年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/05/07メディア: 雑誌 クリック: 14回この商品を含むブログ (23件)…

ケラリーノ・サンドロヴィッチ 『犬は鎖に繋ぐべからず 〜 岸田國士一幕劇コレクション』

犬は鎖につなぐべからず―岸田國士一幕劇コレクション作者: ケラリーノサンドロヴィッチ,岸田國士出版社/メーカー: 白水社発売日: 2008/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (6件) を見る 去年の春にナイロン100℃の公演として…

宮入恭平 『ライブハウス文化論』

ノルマ課して、わけのわかんないバンドと組ませて、三万も四万も払って、「君の持ち時間は十五分です」って言われたら、その空間を守ろうなんて誰が思う。だから僕は、いまのライブハウスはクズだと。本当に、ちゃんとやってるところもあるよ。そういう人た…

町田康 『破滅の石だたみ』

破滅の石だたみ作者: 町田康出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2008/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (30件) を見る 先日の池袋LIBROでのサイン会参加のために買っていた町田康先生の新刊。こりゃスゴい貴重じゃん…

岡田利規 戯曲『フリータイム』

活字のみの状態だとわかりにくさに拍車がかかるな(笑)。ただ、あの六本木SUPER DELUXの異様ともいえる空気感が、シンプルで洒落た舞台装置が、鮮やかな衣装が、脳裏に喚起されて生の演技とは別な形式で改めて触れるのも悪くないと思った。 あるひとつのシ…

岡田利規 小説『楽観的な方のケース』

初めて読みます、初めて触れます、岡田利規の小説です。わずか数ページのすっきりとした短編小説だ。アパートに住む若いカップルが、近所にある美味しいパン屋を発見する。美味しいパンのせいで何か大きな事件が起こったりということはない。カップルは喧嘩…

『破滅の石だたみ』(角川春樹事務所刊)刊行記念 町田康サイン会 (LIBRO池袋本店)

エッセイ集の刊行を記念して、町田康のサイン会。前作の『フォトグラフール』のときには行われなかったので、彼のサイン会は久しぶりだ。参加券は先着100名様へって、いつもよりもすくねぇな。本が書店に並ぶと同時くらいを目指して慌ててゲットしていたので…

前田司郎 『誰かが手を、握っているような気がしてならない』

誰かが手を、握っているような気がしてならない作者: 前田司郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/20メディア: 単行本 クリック: 48回この商品を含むブログ (36件) を見る 前田司郎を運良く古本屋で安価でゲット〜。まるでこの世の創造主たる全知全能の…

生きる意味の見えにくさ

<文学5月>情熱と虚無 日中の差 http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080527bk01.htm(YOMIURI ONLINE) 岡崎祥久の顔写真!なかなか面白く読める作品だった『ctの深い川の町』(群像)が取り上げられているのは嬉しい。いま小林多喜二がブームなようだ…

吉田修一 『7月24日通り』

7月24日通り作者: 吉田修一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/12/21メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (96件) を見る またまた吉田修一の長編に挑戦。『小説新潮(2004年10月〜11月号)』に連載されていたドラマティックで繊細な恋愛…