横浜国立大学「講演会を開く」「メディアと芸術F」プロジェクト 本谷有希子さん講演会〜ほんたにちゃんに問う〜(横浜国立大学 教育文化ホール)


主催:横浜国立大学教育人間科学部 大里研究室


Talk本谷有希子大里俊晴


まだ化けの皮は剥がれないのか!?最強のサブカル・プリンセス、昨年のパルコ劇場でのプロデュース公演も大好評だった本谷有希子が今年もゆく!横国大の講義にお呼ばれして教授と対談しちゃったのだ。学生と一般受講者が半々くらいか、大きめな教室でなんと2時間強!ついグダグダでテンネン色が濃くなりがちな彼女のトークだが、今日はいつもよりも確かな言葉ではるかに多くの本音を語ってくれたように思う。お相手は大里俊晴という教授。調べてみるとなんとガセネタのメンバーで、「TACO」のあの音源の制作にも参加されている方のようだ。見た感じはやや胡散臭げであったものの、本谷の感覚的でアバウトな発言をうまく言葉に置き換えて解りやすく講義を進行させてくれるありがたい先生であった。

本谷有希子は己の作風や制作の意図、物語を作り上げる際の視座やポリシーなんかをやたら活き活きと述べてくれた。やっぱり『腑抜けども〜』は彼女の原点にして集大成で、彼女の要素が凝縮されている作品なんだねえ(両親の死さえも漫画のネタに!!)。


最後には質疑応答があり、「モテ」にまつわる本谷の意見は大変興味深かった。常にメタな視点で自己をプロデュース、もし周りにこんな確信犯的な女がいたら絶対イヤだよなー(笑)。