町田康 『猫のあしあと』刊行記念サイン会(LIBRO池袋本店)

machida!



猫のあしあと

猫のあしあと

名エッセイ『猫にかまけて』の待望の続編、『猫のあしあと』が発売になった。恒例といって差し支えないだろう、新作を発刊するたびに町田康はサイン会を開催してくれる。それで今日は西武百貨店池袋本店内のLIBROに定員いっぱいの150名が集まった。相変わらず30代くらいの女性が多い。見たことのあるような常連さんたちがやっぱり今日もいる。開始30分くらい前に到着したらもう既に70〜80名が並んでいた。いつものサイン会となんら変わりはない。自分の番が回ってきたら購入した本を手渡して、為書を入れてもらって、サインをしてもらって、握手。こっぱずかしいので私は余計なことは話しかけたくない主義だ。サイン会のたびに毎度毎度「頑張ってください。」→「ありがとうございます。」それだけの繰り返しだ。もう7〜8回くらいは顔を合わせているので、いつも来るヤツだとか思われているかもしれないがどうでもいい。作家と読者の距離というのはどれくらいが理想的なのかわからないが、あまりに客にサービス的だったり媚を売る町田康の姿を見るのは御免なのでサイン会ではあえてこうしてしまう。


パンクロッカーとしてステージに立つ町田も、作家然として筆ペンでサインをする町田も、勿論私は両方好きだ。