町田康『テースト・オブ・苦虫〈2〉』


テースト・オブ・苦虫〈2〉

テースト・オブ・苦虫〈2〉


『ヨミウリウィークリー』に連載されている暴走エッセイの第2集。いつになく町田節全開というか独特すぎてちょっと読みづらかったりもするが、彼の作品に関していえばそんなことはたいした問題ではない。闇社会の黒幕兼大御所はてなダイアラー兼フリーターの私としては深く考えずに勢いや雰囲気なんかをただそのまま吸収してしまおうと思い一気に読むことを心がけた。内容の濃淡よりも幾分軽薄ではあるが文章の空気感を味わい、噛み締めるべく作品だ。

サッカー及びそのブームに関する項は面白かったな。そんなに嫌いかい???