この一年を振り返る(音源編)


新譜を積極的に買わなくなって久しい。しかし今年は今までは縁のなかったジャンルに触れたりだとか、長く付き合うことになること間違いない作品に数多く出逢ったり、大きな大きな収穫のあった一年だった。邦楽限定でよく聴いた順に無理矢理並べてみよう(シングルや企画盤は除く)。


1.石橋英子×アチコロラ&ソーダ
2.echo『♪melody』
3.PANICSMILEBEST EDUCATION
4.陰陽座魔王戴天
5.YUKIfive-star(初回生産限定盤)(DVD付)
6.tokyo pinsalocks『プルトニウム EP
7.石橋英子吉田達也slip beneath the distant tree
8.ROBOTS『DYING MUSIC
9.ヘア・スタイリスティックス『AM5:00 +』
10.上原ひろみタイム・コントロール
11.筋肉少女帯新人


メタルからプログレからノイズからいろんなの、我ながらとんでもない脈絡の無さに呆れる。なぜか女性アーティストが多い。JAZZの旧譜なんかを買い漁る日々が続いて新譜まで手が回らなかった結果、一年で11枚しか買ってない。がしかし、上から9枚は非常に素晴らしい出来ばえの名盤で、何度も繰り返して聴き続ける価値のあるアルバムが短期間に連発されたことを大いに喜びたい。
やはりこの中でインパクトが強いのは上位2作、どちらも女性シンガー、アコースティック、人が本来持つある意味原始的な生々しさを丁寧に盤に収めた力作で、柔らかさと強さが共鳴し合うようなテイストに酔いしれることができた。もちろん聴きやすくてまだまだ飽きない。
3、4もバンドのキャリアと地位に恥じない渾身の作品で、どちらも最高傑作と呼んで差し支えない出来だと思う。6、7はバンドで演ることの面白さを追求した実験的な音が魅力的。下の2枚は少々期待はずれ。



11作中4作は今年になってから聴き始めたアーティストであることも面白い結果だ。うーん。改めてこう振り返ってみると、どこでどんなミュージシャンを発見することになるかわからないし、そのために情報収集を怠ることはできないし、常にアンテナを張り巡らせて貪欲に吸収する姿勢を保っておかなければならないと強く思う。そのぶん手間やお金はかかるけれども、やっぱりいい作品に巡り会えた時の感動には替えられないものね。



[rakuten:murauchi-dvd:11128611:detail]