NATSUMEN presents Endless Summer Jam Special Vol.5(SHIBUYA CLUB QUATTRO)


LIVE:NATSUMEN

GUEST:MO'SOME TONEBENDER

復活から半年、NATSUMENがまたクアトロでライブをやってくれた。男気溢れるR&Rバンド・モーサムと一緒ということもあってか人がイッパイだ。私は前売り券を買っていたのに紛失(泣)、でも当日券で入場できてよかった。失くしたチケットは帰宅後なぜか布団の中から出てきたよ。えーん。


復活してから何度かNATSUMENを見ているけれども、今日は楽曲の幅に広がりが見えたのがよかった。AxSxEがクリーン・トーンを使ってデリケートで綺麗なフレーズを奏でる曲と、‘Atami Free Zone’や‘No Reason up to the Death’のようなイケイケの曲とのコントラストが鮮明で、両者の特徴がより映える。ダイナミクスの触れ幅は大きく、7名の表現するサウンドはよりカラフルなものになっていた。いつも思うんだけど、音質面ではクアトロは好きだな。
演奏技術や楽曲の完成度はもちろん言うことナシ。よくもこんな曲をたくさん作れるものだ。変幻自在のビートと絡み合うメロディアスな各パートのフレーズに今日も私は酔いしれた。変拍子、複合拍子、私には拍の取れない曲がほとんどだけれどさっくりと没頭できるようにできているし、普通にノレるロックだ。音圧も充分で迫力は満点だ。
それにしてもNASUMENのファンは曲をよく聴きこんでいるな。構成も展開も複雑な曲ばかりなのに、しっかり体に染み付いているようで、自然に反応しているではないか。AxSxEも終始にこやかで、見ている方としても居心地の良さがさらに増したような気がした。
アンコールでやった‘Newsummerboy’はやっぱりすっげえ。今日は特に神懸りで、ぽーーっとなっちゃった。非の打ちどころがなさすぎる。山本達久はBATTLESのTシャツを着ていたね。あのTシャツ欲しいよ〜。手ごたえガッシリ、充実感ガッシリ、NATSUMENを見終えた後の満足感は本当に格別だ。
今日の日の熱気を、これから私が向かうところへ持ち帰ろうじゃないか。