Rock on the Rock'09 presents "spring has come!"(新宿LOFT)


LIVE:曽我部恵一BAND、FRESH OFF the CRADLE、DachamboKAREN


5月に愛知県で行われるロックフェスのプレイベント。豪華な4バンドが揃っているわりにはあんまり混んでもいなかった。これも不況の影響なのだろうか。で、どうやら新譜がリリースされる予定があるらしいスーパーバンド・KARENが登場だ。なにげに久しぶり。木下理樹戸高賢史(ともにART-SCHOOL)、仲俣和宏< B>(Fresh!downy)、秋山隆彦Fresh!downy)、アチコ石橋英子×アチコ,ex-on button down)という面子がステージに並んだだけでもう壮観である。ワクワクする。


KARENは私の好きな方向へ進んでくれていた!半分以上が未発表曲だったのだが、1stアルバムに収録されている曲よりもはるかにツインギターがガシガシいっているではないか!二人の弾き分けが凝っていてなかなか面白い。せっかくツインなんだからこういうほうが絶対にイイ。それにしてもここまでアグレッシヴな方向に進化しているとは!
アチコはいままで見たことがないくらいにガナっていて、非常にロックヴォーカリストらしい感じだ。ガナってはいても、持ち前の声の透明感や艶や伸び(いつも書いているがこの人の声の伸びは本当にすごい)はまったく損なわれてはいなかった。ちょっと見ないうちにしっかり力をつけていたようだった。
全体としてはリズムアレンジやアクセントの置き方なんかに今までと比べると極端なくらいにメリハリがあり、ツワモノ5名がこれでもかといわんばかりに凝ったアレンジで聴かせてくれたので、なんだかある意味これはプログレなのではと思ってしまった。まばゆいまでの全8曲はどれも内容ギッシリ、聴きごたえが満点で、私は高揚感に包まれてとても幸せな気持ちになれた。これは新譜が楽しみだ!
しかしやっぱりすごいのはここのリズムセクション。ラストの‘Flapper'のイントロ〜Aメロには驚愕した。どう弾いてるのかわからなかったあそこのBASSはコード奏法だったのか。
私のなかでKAREN株が急上昇中です♪