ローランド サウンド・スパーク 2009(Shibuya O-EAST)


太っ腹!もう恒例の無料LIVE&販促イベント!ROLAND社の『サウンド・スパーク』。4日に大阪で開催されて、今日は東京・渋谷だ。毎回凄腕なミュージシャンを呼んでの大イベントとなっているが今年は例年よりもさらに凄い!SUGIZOとエディと横関さんのプレイをじ〜っくりと聴いてきた。


・<サイケデリックジャム・バンド『SHAG』>
急遽(なのかな?)大物SUGIZOが参加ということで人がいっぱい、黄色い声多数。時間が押してくれていたおかげで、私はなんとか開演に間に合った。約30分間、一本勝負、その名のとおりサイケで妖艶なジャムセッションだった。SUGIZOがバンドのイニシアチヴを握っていたのかな?リズムセクションとのその場のやり取りや遊びなんかを取り仕切っていたように見えた。しかし見た目も音もこの人は変らないねー(笑)。ピッキングから生まれるニュアンスやコードワークが昔のまんまで安心する(笑)。でもいいものを聴かせてもらえたよ。曲中でギターソロも何度かあってたし、メンバーも巧い人ばかりだったし、いや〜。よかった。途中、エフェクターを長々とイジって遊んでいたが、宣伝になっていたかどうかはギモンだ。それにしてもここまでテクのあるプレイヤーなんだから、こういう場には実に相応しい。



・<バカウマロックふたたび>
最後に出てきたのは20年ぶりに集結という「バカウマロックふたたび」。こちらも文字どおりにウマすぎるヤツらが揃ったバンドで、メンバーは三柴理筋肉少女帯support・特撮)横関敦(ex筋肉少女帯〜exTHE SLUT BANKS)に加えてセッションミュージシャンの関雅夫そうる透という夢のような布陣。横関のソロアルバムからの曲を中心に、各人の持つ技術を惜しみなく披露してくれた。彼らの音を聴いて思ったことは色々あるけれど、何をやられても私の知覚・聴覚を軽く超えられているので文章にできませんねぇ。
それにしてもやっぱり横関のギターはスゲー。凄いことしか解らないんだけど、凄いものは凄いのだ。リフでもバッキングでもソロでも、一音一音に大きな大きな意味があり、1回のチョーキングで多くの多くの物事を語るような、そういう印象を私は抱いた。輪郭のあるクリアで上品なギターサウンドは確実にROLAND社の株を上昇させたであろう。
このバンドが全部で6曲くらいやって、そのうち筋少の曲は、ムーディーで妖艶な変拍子がバシリと決まった‘夜歩く’と、お決まりの神曲‘サンフランシスコ’の2曲。後者のそうる氏のドラムのインパクトが強くて、、、長谷川浩二、真矢、有松博、JOE、小柳昌法、、、今まで色んなドラマーがこの曲を叩くのを聴いてきたけれども、他にないスリルや強烈さと言葉では表現できない壮絶な要素が発揮されていてマジビビった!!!考えてみれば私がそうる氏の姿を生で拝むのは、当時二人編成になったばかりの黒夢のライブ『TOUR feminism PART1』(1995.5.15@札幌教育文化会館)以来14年ぶりだった(汗)。まさか彼が‘サンフランシスコ’をプレイするのが聴けるとは、今日の三柴理の言葉を借りて言うならば、生きていればいいことがあるものだ。
で、主役・エディのピアノプレイは一々言うべくこともなく最高のパフォーマンス。エモーショナルで奥行きがあり、スリルがあり、情熱がある。オーケンの歌がないとまた別に聴こえるものね。こんなのが聴けるなんて、、、生きていればいいことがあるものだ(笑)。ローランドさん、マジありがとうでした!!!


ローランド サウンド・スパーク 2009:http://www.roland.co.jp/event/SoundSpark2009/index.html