「6.14 MEMORIAL LIVE Free-will DAY」(HOLIDAY SHINJUKU)


LIVE:COLOR、かまいたち+しいもんきい、Speed-iD、test-No.、ジョリーピックルス+妖花
   HIKO+梅田一哉&マリリンマンソン達


毎年恒例の6.14 MEMORIAL LIVE、COLORのBASSIST・故MARRYを偲んでの大切なイベントだ。集まったのはもちろん個性派集団Free-willのイカレた仲間たちだ。TOMMYさんを中心に、KENJIがいて、DENがいて、EVAKANがいて、優朗がいる。SHINTANIやGEORGEも当然出席だ。みーんなオジサンになっちゃったけどそれでもメチャクチャかっこいいぜ。歌舞伎町の地下室のハコというシチュエーションに相応しく、駆けつけた客層も淫靡でヤバっぽい人たちばっかし。古き良きあの頃の匂いがプンプン。映画『Attitude』の公開が近いということもあってか大盛況だ。Speed-iDとtest-No.も見たかったんだけどかなり体が疲れていたのでトリのCOLORめがけて入場した。


ここ数年毎年のコトなのでDYNAMITE TOMMYの今の姿もだいぶ見慣れてしまった。ANERCHY IN THE UKのSEに続いてバンドが登場、、、って、メンバー見てマジビックリ!!!ドラムがTOSHI〜〜!あのマスク着用してるし〜!ギターがTATSUYAとCINDY(髪伸びてる!しかも金パツ!)〜!一番強かった頃の往年のメンバーだ。BASSを弾くのはMARRYの前任BASSIST・REMMY。ニット帽を被ったTOMMY氏は缶ビールを片手に、客席に向けて中指を立てる。目つきは鋭いけど、人懐っこそうな笑顔には愛嬌が感じられる。いよいよLIVEが始まるというムードが高まっていく……。‘FOOLS! GET LUCKY!!’から始まり、名盤『激突』から中心に、お決まりの曲を連発。‘KILL TIME’、‘LALA ME’、‘LEFT WING’、‘FEARFUL SPARROW’、‘BEAT THE PEOPLE’、それから‘TOMORROW NEVER COMES’に‘CLENCH ONE'S FIST’(順不同)、このバンドがいかに強力なのかは、その楽曲がすべてを証明している。今の軟弱なヴィジュアル系のやつらなんてCOLORの足元にも及ばない。久しぶりにこの面子が集まったわけで、どうせ朝から酒ばっかり呑んでてリハもロクにしてないのだろうけど、昔から聴き続けてきたビートの効いた刺激的な曲は、あの時代を最前線で生き抜いたメンバーの演奏は、私の耳を心地よく刺激してくれて存分に楽しませてくれた。TATSUYAの流麗なギタープレイはやっぱり神懸りで、特に‘TOMORROW NEVER COMES’と‘CLENCH ONE'S FIST’では魅了されまくった。このイベントが最初にロフトで行われた時のようにもっと密集してモッシュしまくりたかったというのが本音だけど、暴れて気持ちよく汗をかけたので大満足だ。しっかし、まさかTOSHIが来るとは思わなかった。ツインペダルの高速ドコドコっぷりにはもうただ感無量だったとしか言えない。TOMMYの歌は相変わらず(笑)だったけど、それがCOLORだし、そんなTOMMY(例の誤認逮捕事件も明るく笑い飛ばしていた)が私は大好きなのだ!年に1度のこの興奮は、何物にも替えられない。。。


アンコールではSHINTANIやEVAKAN、KENJIやDENが登場してのオールスター的なSHOWとなった。KILL TIMEを合計5回も演ったりどうしようもなかったけど、それがフリーウィル。ブラックなジョークと暴言を吐きまくりながら、屈託なく楽しそうにプレイする大人になれない彼らの姿には、ロックバンドのなんたるかが、ハッキリ顕れていた。FREE−WILLマジ最高!



激突!!

激突!!


FOOLS! GET LUCKY!!

FOOLS! GET LUCKY!!