Mike Watt JAPAN TOUR 2008(新宿MARZ)


出演:Mike Watt(Minutemen/The Stooges)+Jim O'Rourke
    GUEST LIVE:LITE、Samm Benett、PANICSMILEtanta


元ストゥージズのMike Wattの来日ツアーのゲストとしてPANICSMILEと山本達久のバンド「tanta」が出るのでMARZに行ってきた。
開演よりも遅れて入場するとちょうどtantaの演奏が始まるところだった。山本が従えているのは、吉田肇PANICSMILE)、足立智美、田端満(ZENI-GEVA)、石橋英子PANICSMILEMONG HANG 石橋英子×アチコ 他)というオルタナティヴシーンのツワモノばかり。鼓膜がビリビリ!音がデカいよ!20分ほどの即興だったがありえないほど強烈なインパクトを残してくれた。ノイズがビシバシw、カオティックでドロっとしてて、もちろんパワフルだしビートなんて無茶苦茶だし、恐怖感を煽るような轟音、この面子でのパフォーマンスを体感できたのは貴重だった。めいいっぱい力任せに叩く山本はイイ!


4番手で登場したのはPANICSMILE。保田のBASSがいつものミニBASSじゃなくて今日は木目のスティングレイ。『MINITURES』&『BEST EDUCATION』から、わりと新しめの曲を中心としたセットリストだ(石橋ヴォ−カル曲はナシ)。なんだかLIVEのたびに凄くなっている!音がデカくて質もかなりクリアー、たて続けに複雑で奇怪なことをやってのけるバンドにはピッタリのハコだった。POPさとコアさと奇妙さがうまくブレンドされたサウンドは、Mike Watt目当ての客にも大いにウケていたようだった。マニアックで繊細だけれど初期衝動的な破壊力も兼ね備えて、約30分の堂々たるステージング。遊び心あふれるインスト曲も、POPな曲もイカレタ曲も、それぞれマジ素晴らしい!バンドの成長が目に見えるように目覚しい。


パニスマが終わったところで22時過ぎ、非常に残念だがMike Wattを見るのは諦めて帰ることに……。それにしてもこんないい雰囲気のイベントは久しぶりな気がした。