NO CODE (下北沢BASEMENT BAR)


出演:千住宗臣solo(PARA, BOREDOMS)、石橋英子×アチコ
    lons(増子(DMBQ,Boredoms+WatchMan(Coaltar Of The Deepers, ex-Melt Banana))、久土’N'茶谷(MOST


2ndアルバムのREC作業突入前夜の石橋英子×アチコ。少しずつではあるがライブで新しい曲を披露していてくれるのが嬉しい。毎回安定した聴きごたえのある音を聴かせてくれる自分にとって一番ライブでの満足度の高いユニットだが、今日はアチコが絶不調でビックリ(汗)。なんだかとても歌いづらそう……。伸びるはずの声がなかなか伸びない。突き抜けるように響き渡るはずの声が、最後までそうならなかった。いくら実力派シンガーでもこんなことがあるのか。残念だったけど、しょうがないか。ハコとの相性も芳しくはなかった。やっぱりこの手の音楽は440だとか7TH floorだとかアコースティック用のハコで聴くのがベストだな。


それでも東京初披露という新曲‘サマードレス’、聴けば聴くほど名曲の香りが強くなっていく‘pino’、この2曲では彼女らの力をしっかり発揮されていたように思う。メロはストレート、しかし曲展開は予想できないという得意技がここでも光っていた。石橋のピアノアレンジの秀一さもいわずもがな。ちょっとグロめでゾクゾクする。
1stアルバムリリースから1年、そろそろマンネリを回避することを考える時期か(!?失礼)という時期で新作の制作にかかるとは嬉しいタイミングだ。今日のライブも未音源化の曲が半数、新譜のテイストもだいぶ露わになってきた。いまが旬のこのユニット、1stを聴いた時の感激よ、再び!!


石橋英子×アチコ

1、春と小石 2、LOLA&SODA 3、Apartment 4、私のお気に入りじゃないもの 5、pino 6、ラジオを抱いて
7、マタドール 8、サマードレス