突然段ボール presents"突然段ボール結成30周年記念ライブ"(CLUB GOODMAN)
出演:グンジョーガクレヨン、 突然段ボール、大文字(ホッピー神山/ナスノミツル/吉田達也)、PANICSMILE
水曜日にシェルターで見逃したパニスマを見に、今日は秋葉原へ。錚々たるマニアックな出演バンド陣と土曜日ということのおかげで7時頃に入場するとフロアは幅広い層の客で満杯であった。
PANICSMILEは二番手で登場した。私が彼らのライブを見るのは4度目で、よく演る曲もだいたい分かってきたし、耳になじんですっと理解できるようになってきたと思っている。今夜も新譜『BEST EDUCATION』からの曲を中心にすばらしい演奏を聴かせてくれた。このアルバムの曲はメッセージがストレートで比較的分かりやすいものが多く、そのうえアレンジも必要以上にこんがらがっていないのでライブ向きだと思う。‘So Close’や‘Goodbye’の白熱ぶりは物凄かった。彼ららしくノイジーでアヴァンギャルドで常に常識破りなパフォーマンス、今まで見たうちで最高だと思った。それになにより演奏が上手い!特にJASON SHALTONの知性と上品さを感じさせる奇怪フレーズと聞いたこともないようなコードワークにはいつも驚かされるものがある。バンドでキッチリとリハを積んでいるのであろう、一見分けのわからなそうなテイストの曲でもテンポチェンジやブレイク等のキメる部分はバッチリキマっている。‘STIFF LITTLE FINGER’、‘DRYFISH’、‘BUG'S LIFE’等、旧譜からの曲も聴き応え充分で、次にどんなフレーズが飛び出してくるのか思わせるアイディアの豊富さと混沌とした音楽世界から見出される不思議な心地よさに圧倒された。
ラストの‘FREEDOM IS THIS’のエンディングで最後にギターノイズ音が鳴り止んだ時の、客の息を飲むような沈黙ぶりが今日のLIVEのすべてを物語っていた。観客は私も含めて言葉では反応しきれない独特な魅力に引き込まれ、声も出ないほど聴き入っていたのだ!来月もLIVEがあるようなので絶対に参戦〜!
YOUTUBE・LIVE動画
‘Goodbye’(2007.5.6)
‘HITCH HIKE’(2006.11.25)
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