六畳人間企画 『If6was9 vol.2』

出演:六畳人間、PANICSMILEmoools


遅ればせながらPANICSMILE初参戦、渋谷屋根裏。ライブスケジュールはチェックしておきながらもなかなか頃合が掴めなかったが、本日、ついに!
編成萌えするバンドだ。リードギタービル・エヴァンスをスキンヘッドにしたような白人!ノイズギター兼ヴォーカルはイケメンロックお兄さん、ベーシストは巨漢さん、ドラマー兼ボーカルは女性、関係ないもの同士が何かの加減でごちゃっと混ざり合ったような印象をまず見た目から受けた。
そしてそんな見た目はサウンドの方にも繋がっていた。マザーズCAPTAIN BEEFHEARTや電化期のマイルスバンドのように複雑で混沌としていて、雑なのか緻密なのか分からないようなガチャガチャしたミクスチャーサウンドなのだ。何を考えてプレイしているのかまったく分からないがその中には確かな知性を窺い知ることができた。予想できない急な曲展開や変拍子が大胆に取り込まれていても必要以上にワザとやっている感じがしないので、意外と聴いていてしっくりするものがあった。耳に突き刺さる変態ノイズギターはとても気持ちがいいし、まるでもぐら叩きのように複雑な石橋のドラミングはオリジナリティに溢れていて目を見張るものがあった。日本のバンドでこういうことをすんなりできちゃうヤツラがいたことが嬉しい。もっと早く見ておけばよかった。
もっと音の良い会場で聴くことができればさらに楽しめるバンドだろう。また見にいくつもりだ。



再発された過去音源を会場で購入。しかもオマケつき

E.F.Y.L.

E.F.Y.L.