一年を振り返る(文学編☆)
うーん。今年も仕事をサボってまで読書したぞ。読んだ本一覧を晒してみる(雑誌や文芸誌を除く)。
・阿部和重『ミステリアスセッティング』
・町田康『テースト・オブ・苦虫〈3〉』
・町田康『真実真正日記』
・村上春樹『ひとつ村上さんでやってみるか』〜
・村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』
・阿部和重『ABC戦争』
・本谷有希子『生きてるだけで、愛』
・保坂和志『草の上の朝食』
・阿部和重『ニッポニアニッポン』
・あの人+ユビキタスタジオ『あのひとと語った素敵な日本語』
・町田康『供花』
・吉田修一『初恋温泉』
・保坂和志『プレーンソング』
・岡崎祥久『独学魔法ノート』
・町田康『テースト・オブ・苦虫〈2〉』
・村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』(上)(下)
・大槻ケンヂ『ロコ! 思うままに』
・中原昌也『KKKベストセラー』
・中島らも『白いメリーさん』
・村上春樹『羊をめぐる冒険』(上)(下)
・レイモンド・カーヴァー短編集『頼むから静かにしてくれ〈1〉』(村上春樹・訳)
・村上春樹『1973年のピンボール』
・村上春樹『風の歌を聴け』
・阿部和重『プラスティック・ソウル』
・村上春樹『ノルウェイの森』(上)(下)
・吉田修一『日曜日たち』
・村上春樹『これだけは、村上さんに言っておこう』〜
・中原昌也『名もなき孤児たちの墓』
・本谷有希子『江利子と絶対―本谷有希子文学大全集』
・中原昌也『ボクのブンブン分泌業』
・大槻ケンヂ『オーケンのほほん学校』
・中原昌也『待望の短篇集は忘却の彼方に』
・吉田修一『パレード』
・町田康『正直じゃいけん』
・大槻ケンヂ『くるぐる使い』
・阿部和重『阿部和重対談集』
・吉田修一『最後の息子』
40冊。週1冊ペース。結果的に軽いモノ中心だったかな。うーん。我ながら思うが読書の趣味が厨房臭い。中学生かい、俺は!?でもこーゆーのが好きだからこれでいいのだ。町田康、阿部和重、中原昌也、本谷有希子etc.、出たらすぐに読みたい新刊と、昔に読んで感銘を受けた作品を交互に読んだ一年であった。特に「鼠3部作」や「ノル森」、初期村上春樹を今になって読んでみると若い時には見えなかったものが色々見えてきてやっぱり俺たちの春樹は最高ね♪とウナってしまうことが何度もあった。
今年出た新刊ではやっぱり阿部ちゃんは自分にとって最高の作家であることを改めて認識した。ちょっと人気は下火かもしれないが若手の中で実力・才能とも絶対にピカイチだよ。吉田修一も地道に着実にいい作品を出してくれてありがたかった。ちょっと不器用でも憎めない本谷も確実に力をつけている。近いうちにバケる可能性は大いにあるね、楽しみだ。今まで全然読んでなかった保坂和志や中島らもも来年はもっと読んでみたいし、中原が今後どうなって行くのかにも興味をひかれる。野間新人賞おめでとう。中原だけじゃなく、本谷、町田、吉田、サイン会にも何度か参加できて、作家さんを目の当たりにできて素直に嬉しい。サイン本は大切にします。
来年は、ぜひ!岡崎祥久が大活躍してくれることを心から望みます!!