ジャン=リュック・ゴダール『気狂いピエロ』(シャンテシネ)

監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン・ポール・ベルモンドアンナ・カリーナ/レイモン・ドゥヴォス
1965年・フランス映画・109分


マニア御用達のこの映画、せっかく劇場でやるんだから見に行かなきゃならんでしょ?
ストーリーがどうこうというよりもやはりこの手のアート系オシャレ映画はその場その場の技巧や演出や絵面や科白を楽しむモノね。自分は理解できたのか、できてないのかよく分からないけれど観ててなるほどなとなる場面は多数アリ。そんな場面の連続さにヌーベル・ヴァーグの巨匠・ゴダールの凄さがあらわれているんだと思う。
つまらない現実を逃避して旅に出る二人、何が待ち受けていようともなんとか突破しちゃえばそれでイイじゃん。アンナ・カリーナの輝きっぷりはスゲーよ。例の非情なラストシーンも、美しいことこの上ない。


ジャン・ポール・ベルモンドがいきなり観客に語りかけるシーンにはビックリ!車の後部座席に乗ってるみたいになっちゃったよ。