Techno tribe Matrix Vol.2(CLUB ASIA)


出演:Filter Fish、L-E-D、OOPARTS、aM、東京ビンサロックス


人生初のクラブ体験!いかにもクラブって感じのハコ、アジアじゃなくってエイジアだ。天井中央にミラーボールがある!フロアスペースのわりにステージが高い!照明はチカチカ鮮やか、内装は赤っぽくてややバブリーな色合い、スピーカの鳴りは輪郭のやたらクッキリしたテクノイベントらしい音で、この手のアーティストが続々登場するイベントに相応しいつくりになっていた。狭くて汚いライブハウスよりずっといいかも。でもちょっと緊張…。
イケイケ(死語!?)なクラバーさんたち、aM目当てのスーパーカーのファンだったロキノンっぽい女の子、何が目当てなのかよくわからないゴスロリの女性、いろ〜んな人がいて、ついヲチしてしまったのだが、そんな中で自分は浮いていなかっただろうか?耳を突き刺すような電子のたて続けにかなり飽き飽きしながら(オリジナリティの欠片も感じられない安い音を出す出演者もいたのだよ)普段よりも長く演るというトリのビンサロックスの登場を待った。


高いステージと明々とした照明のおかげでとても見やすい。首を傾けたり背伸びをしたりしなければ見えないライブハウスとは大違いだ。せっかくこういう会場に恵まれたのだから普段見逃しがちな彼女らのプレイの極意なんかもしっかりチェックしておきたい。CDでもライブでも聴きなれた曲がたて続けに演奏された。ライブハウスの時よりもかなり緊張していたようだが、演奏は丁寧でアレンジは3人編成になってからさらに凝ってマニアックになっている。音の分離がハッキリしていたおかげでどの部分でどんな音を出してそれぞれがどう絡まっているのかがよくわかった。導入当初は冗談かと思ったナオコのキーボードもだいぶさまになってきて、聴いていても抵抗は無く、いつのまにかバンドのサウンドに欠かせないモノになっていた。どこにも属さない個性的な今の路線は古くからのファンには賛否両論かもしれないが、私は推したい。路線転換後№1のライブだったんじゃないかな?
今後もこういういい会場でライブができますように。


■ 東京ビンサロックス ■

1、リズム 2、新曲 3、新曲(instrumental) 4、Heaven's Chocolate 5、匂いマニア 6、a tower on the clouds
7、MONOPOLY 8、that day? 9、Quiet 10、so far,so fine (順不同)