讀賣12−2横浜(東京ドーム)

2006-03-31東京ドームライトスタンド



ついにセントラル・リーグも開幕!WBCで好投した上原浩治のピッチングを見に東京ドームへ行ってきたぞ!ジャイアンツ・永久欠番セレモニー(長嶋茂雄、金田、川上も来てた)、萩本欽一氏の始球式(投球後の欽ちゃん走りは圧巻!)、開幕戦らしいなかなか見応えのあるイベントの後、さっそく上原がマウンドへ。WBC準決勝・韓国戦でのピッチングが凄すぎたのか、野球の魂をアメリカに置き忘れていたのか、イマイチピリッとしない出来。ストレートに芯がないというか、簡単に打てそうな棒球に感じられた。それでも初回はなんとか無失点に抑えた。エースの貫禄というヤツか。
その裏の讀賣。先頭の清水四球、2番小坂の移籍後初打席は送りバント、と思いきやヒッティングで中前打、3番に座った二岡が今度は送りバント、一死二・三塁のチャンスで背番号33、WBCホームラン王のイ・スンヨプの移籍後初打席が回ってきた。強振せずに丁寧にセンターへ打ち返し讀賣が2点を先制。その後も打線が良く繋がり(2年目亀井はよく粘った!)初回計4点。去年とは違う、違う。個々の役割とチームプレイを意識した、たたみかける理想的な攻撃をするジャイアンツの姿を久しぶりに見た。3回には高橋由伸の2ラン、5回はイ・スンヨプのソロ、、、小刻みに加点し終わってみれば大量12点。三浦大輔の出来が悪すぎたということもあった(フォーム修正のせいか?)が、相手の隙に付け込む積極的な攻撃は見事であった。
上原は2回以降もピリッとしない。2回には自らのボークで、4回は3連打の後に犠飛で、それぞれ1失点。しかしそれ以降は要所を締めるピッチングで見事無四球完投勝利。被安打8でもなぜか安心して見ていられる不思議な投球術であった。エースと呼ばれる投手にはこういう勝ち方も必要なのだろう。球場いっぱいのジャイアンツは大喜びであった。
ベイスターズは金城と多村が打たなくて残念。