町田康スペシャルナイト(STB139スイートベイジル)

六本木にある、ハーブのお料理を大々的にフィーチュアしたオシャレなライブレストランで町田を見た!わきゃ。思いっきりビジネススーツ着ていったし、どんなタイミングで何を注文したらいいのかわからんかったし。「注文の多い料理店」ってあったね。雨にも負けず意を振り絞って一人で入店したさ。中はオバサンばっかり。一番安い400円のサラダを食す。野菜喰ってゴーゴー。謎の中華風ナス料理、まずくて高いカツサンドを食す。グラスモルツ&ハーブトリップⅡ呑んで文字通りトリップ。フィーリンハイ。飲食代で四千円強。チケット代と合わせると萬金を超える出費であったが内容はそれ以上にゴージャス。うどんの中は最高さ〜。
私はカウンター席で緊張しながらメシを喰っていた。お隣のお姉さんのおぱい。そんな中、定刻の8時にライブはスタート。ハーブ色の柱が邪魔でステージが見づらい。最初に出てきたのはTsuki No Wa。寒いMC、冷たい反応。好みに合わない音。
続いて山田詠美お姉さま登場。セクシぃ。40代特有の色気。小説の朗読。「海の方の子」。半自伝的?な物語。ママが子供に本を読んであげるやうな、優しく噛み砕くような朗読。小学生の時、転校を繰り返し、静岡県磐田市に住んでいた時のお話。大人なクミコさん。計算高いクミコさん。周りにいたらたぶんヤな奴極まりないクミコさん。嫌われ者のテツオくん。海のほうに住んでいるテツオくん。片目が義眼なテツオくん。トンボの尻尾を齧るテツオくん。
潮の香りがたちこめ、田んぼの情景が目に浮かんだ。田舎万歳。山田万歳。


最後に町田康登場。with SHIMA-CHANG(B)、AxSxE(G・NATSUMEN)、恒岡章(Dr)、石橋英子(Key&Fl・PANICSMILENATSUMEN)。オモシロで荒削りな即席ドンバ。レアトラック満載なセットリスト。ドタマから‘イスラエル’。初めて聴いた‘インロウタキン’、‘わるいやつ’、‘生きる価値’。光を題材にした詞の朗読「合体。合体。合体。。。」。場に即したアレンジがいつの間にか爆音に化した定番曲‘頭が腐る’、‘うどんの中の世界’、‘フェイドアウト’。今日一番泣けたのは‘名前の歌’。
皆さん、ありがとう。

腹ふり

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