上半期を振り返って <2005.1.1〜2005.6.30>
1月から6月までを振り返ってみよう。
振り返ってみて、上半期の軸はYUKI、町田康グループ、特撮、東京ピンサロックス、BEAN BAG、こんなところか。それぞれハイレベルな音楽活動を着実に歩んできてくれていたのでこれらを追いかけるだけでもう十分で、本音を言うと他のものは必要無いくらいに満足していた。
いろいろ聴いていろいろライブに行った様に思っていたが、日記を遡ってみるとそうでもない。無意識のうちに同じCDを繰り返し聴き、同じアーティストのライブを何度も観に行っていたようだ。能力・センスのある者とそうでない者の力量の差はますます顕著に顕われ、特定一部のアーティストを繰り返し聴いているだけで充分だっだのだ。おかげで新しい方向に目を向ける意志が段々失われっていってしまったのではあるが、それでも町田康グループやBEAN BAGとの出会いは大きかったし、たいした期待もしていなかったVoodoo Hawaiiansや特撮が凄まじいライブを魅せてくれたのは本当に有難かった。
それではパート毎にそれぞれ。
・BEST GPOUP
1位 YUKI
2位 町田康グループ
3位 東京ピンサロックス
4位 BEAN BAG
5位 特撮
当たり年と言えよう!ここに名を連ねる方々は本当によくやってくれた。どっちも凄すぎたYUKIと町田、両方を1位にしたかったがアルバムの神懸りな出来栄えを考慮するとこの結果に。下半期の活躍にも大期待だ。ピンサロックスは新作次第でどっちに転ぶかだな。
・BEST ALBUM
1位「joy」(YUKI) (id:yasshiko:20050226:p1)
2位「live 2004 oct 6th」(町田康グループ)
3位「BEAN BAG」(BEAN BAG) (id:yasshiko:20050612:p1)
4位「綿いっぱいの愛を!」(特撮) (id:yasshiko:20050805)
5位「HEAVY METAL THUNDER」(SEX MACHINEGUNS) (id:yasshiko:20050311:p1)
上位3つはどれを1位にしようか迷いに迷った。近年稀に見る神アルバムがこの同期に発売されたとは酷だ。それでもやっぱり1位はコレ!YUKIの大人らしい歌唱技術と蔦谷の最高なソングライティングぶりが見事に結合して大きな大きな花が咲いたね。
・BEST TUNE
1位 ‘うどんの中の世界’(町田康グループ)
2位 ‘キスをしようよ’(YUKI)
3位 ‘JOY’(YUKI)
4位 ‘恋愛夜明け前’(BEAN BAG)
5位 ‘僕らのロマン飛行’(特撮)
音源化されていない曲を1位にして良いものか迷ったが、うどんの中にナンデモ入れちゃう狂気の名曲は外せない。YUKIはアルバムから全部選出したいほどに曲のよさが充実していた。BEAN BAGも名曲ぞろいだったが1曲選ぶならコレだな。
・BEST VOCALIST
1位 DYNAMITE TOMMY(JOLLY PICKLES with DYNAMITE TOMMY)
2位 YUKI
3位 町田康(町田康グループ)
4位 YUMI(BEAN BAG)
5位 デーモン小暮閣下
永遠のベストボーカリスト(現社長)、今年も声を聴けたので迷わず1位に。トミーちゃんに適う者などこの世には存在しないのだ。YUKIはライブでイマイチだったので1位に成り損ねた。町田の歌は上手くないけど独特の味に魅了された。YUMIの安定した伸びのある歌唱はライブでもCDでも非常に魅力的だった。
・BEST GUITARIST
1位 EVAKAN(JOLLY PICKLES with DYNAMITE TOMMY)
2位 澄田健(VooDoo Hawaiians、水戸華之介3-10chain)
3位 松江潤(YUKI;support)
4位 内藤幸也(町田康グループ)
5位 CIRCUIT.V.PANTHER(SEX MACHINEGUNS)
反則かもしれないがいいギタープレイだと素直に思ったのでEVAKANに。上半期台風の目・澄田の演奏は軽快で堅実で音質も気持ちいいと感じた。松江はCDでは最高だったのだがライブでイマイチだったのでこの位置に。パンサーはやっとマシンガンズの真の一員としての音を出せるようになったね。オミゴト!
・BEST BASSIST
1位 ヒサヨ(東京ピンサロックス)
2位 SAMURAI.W.KENJILAW(SEX MACHINEGUNS)
3位 高橋竜(特撮;support)
4位 瞬火(陰陽座)
5位 BIN(VOLCANO)
正直、人材難だと思ったBASSIST。アグレッシブで凝ったプレイのヒサヨ以外にはいいプレイヤーが思い浮かばなかった。彼女の演奏はいつも輝いていたので秋の新作が楽しみだ。KENJILAWはまだまだこれからだね。
・BEST DRUMMER
1位 有松博(特撮)
2位 レイコ(東京ピンサロックス)
3位 ロジャー高橋(町田康グループ)
4位 SPEED.STAR.SYPAN.JOE(SEX MACHINEGUNS)
5位 川西ジェット(ジェット機)
上位3名の独特に凝りまくったドラミングには驚かされた。もうこの時代に単調なロックビートを延々聴き続けて満足できる者はいないだろう。彼らのおかげでリズムパターンがどう展開するのか、というのが音楽を聴く楽しみになった。有松はライブで聴くとさらにスゴかった!
・BEST LIVE PERFORMANCE
1位 JOLLY PICKLES with DYNAMITE TOMMY(6月14日) (id:yasshiko:20050614)
2位 特撮(1月22日) (id:yasshiko:20050122)
3位 Voodoo Hawaiians(6月4日)(id:yasshiko:20050604)
4位 町田康グループ(1月22日) (id:yasshiko:20050122)
5位 BEAN BAG(6月1日) (id:yasshiko:20050601:p1)
名曲を復活させてくれたジョリー&トミーが当然1位。盛り上がりぶりも当然1位だ。1月の特撮はオーケンの狂気が恐いくらいによかった。VooDooはベテランらしい丁寧なパフォーマンスが最高だったし、BEAN BAGはYUMIの歌、煽り、ステージング、どれをとっても堂々とプロらしかった。
・BEST SONGWRITER
・words
1位 YUKI
2位 町田康グループ
3位 YUMI(BEAN BAG)
4位 naoko(東京ピンサロックス)
5位 ANCHANG(SEX MACHINEGUNS)
言葉の組み合わせ技術が絶妙なYUKIと、狂気、皮肉、ネタの独特さが印象に残った町田で迷ったが、今日の気分でYUKIに。明日になったら町田かも知れん。安藤の詞も昔より成長を感じられた。
・music
1位 蔦谷好位置(※YUKI)
2位 辻剛(※BEAN BAG)
3位 町田康グループ
4位 東京ピンサロックス
5位 NARASAKI(特撮)
CDの出来栄えのスゴさで迷わず蔦谷に決めた。本当にイイ曲を書く人だ。BEAN BAGもピンサロックスも昔より今の曲のほうが好きだ!
・arrangement
1位 特撮
2位 東京ピンサロックス
3位 蔦谷好位置(※YUKI)
4位 町田康グループ
5位 JOLLY PICKLES with DYNAMITE TIMMY
想像もつかないような曲展開とマニアックなアンサンブルが魅力な上位2組がダントツ。どんな方向性でもかなりハイレベルなアレンジをする技術には感嘆した。
・BEST ALBUM COVER
1位「綿いっぱいの愛を!」(特撮)
2位「live 2004 oct 6th」(町田康グループ)
3位「joy」(YUKI)
血を吐く「特撮くん」。可愛いが怖い。オーケンらしいな。
・SHINNING STAR☆
1位 YUKI
2位 町田康(町田康グループ)
3位 YUMI(BEAN BAG)
4位 三柴理(特撮)
5位 宮田ジェット(ジェット機)
番外 KIBA(gargoyle)
カリスマっぷりの濃さで順位を決めた。人を惹きつけるセンスというものは単純に比較できるものではないので、明日になったら順位が変わってるかもしれないが。。。
・THE WORST ENEMY
1位 斗羅(陰陽座)
2位 ACE(face to ace)
3位 松尾宗仁(ZIGGY)
・PLEASURE
1位 YUKI、新作発表本格活動再開!
2位 6.14LIVE開催(MARRY氏命日)
3位 第4期SEX MACHINEGUNS、本格稼働!
・BORE
1位 ロックシーンの低レベル化に拍車が…。
2位 YUKIの息子さんの死亡事件
3位 安っぽいロックフェスの安易な増加