CATCH THE TOY presents 【NO・F・CINEMA】(ASTRO HALL)


CATCH THE TOYが仲の良いバンドを集めて初企画のイベントを原宿で開催した。
出演はSHENKY GUN、monmon、東京ピンサロックス、そしてCATCH THE TOY。平日でしかも急遽決まったイベントということで動員面に多少心配もあったが、その名のとおりに未来的で音の良い会場でCATCH THE TOYをじっくり聴くまたとないチャンスである。
仕事をバッサリと切り上げて開演に間に合うように駆けつけた。


3番目に登場したのは東京ピンサロックス。シンセや同期モノを大胆にフィーチュアしたサウンドはこの会場の雰囲気にピッタリ。音も非常にクリアで細かいプレイまでハッキリと聴こえた。
実験性が高く相変わらず色々な試行錯誤を詰め込んだクールな楽曲は聴きどころ満載だ。熱くならずに頭脳的に冷静に音を積み上げていくSHOWである。リズムはマシンにジャストでも独特のグルーヴ感がある。MCはほとんどなしでたて続けに曲を披露していた。
特にこの日の‘プルトニウム’は圧巻で、覚えやすい歌メロとハイテクニックな伴奏と鮮やかな曲展開のマッチングが最高だ。サビのBASSのフレーズはすごいぞ。
サウンド、プレイをじっくりじっくり解明するために全神経を集中して聴いていたのだが、バンドが着実に進歩し続けている証を今夜も確認することができた。


トリは本日の主役CATCH THE TOY。初めて企画したイベントなだけに気合十分な面持ちで登場した。ライブを観るのは確かもう4度目になる。
このバンドのよさはなんと言ってもまず楽曲の良さである。一度聴くと耳から離れないメロディーの宝庫であり、なおかつ役割分担のはっきりしたツインギターのアレンジもなにげに凝っていてさらによい◎。途中で急に三拍子になっちゃったり、ギターとベースの不思議なユニゾンソロがあったりと、ただ歌に合わせただけの伴奏ではなく色々な部分で意識的に魅せ場が作られている。
定番の名曲と新曲を交えて全8曲、やや力みすぎな感じもしたが熱心にプレイする姿を見てますます無視できないバンドだなと正直思った。‘スライダー’、‘CRYBABY’は個人的に大好きな曲だ!アンコールの‘I hurt my friend of treasure’もエモーショナルなボーカルが心に響く名バラードであった。


終演後後ろを振り返るとお客さんがいっぱい!たくさんの人が駆けつけてくれてイベントは大盛り上がりの大成功!よかったね〜。


東京ピンサロックス

1、MONOPOLY 2、新曲 3、新曲 4、WHO AM I? 5、プルトニウム
6、WEEK、7、バブルガール (順不同)


CATCH THE TOY

1、夢の先 2、BACKSPIN 3、INJURED WORLD 4、ソラモヨウ
5、てとて 6、スライダー 7、CRYBABY

encore
8、I hurt my friend of treasure


オー・エフ・ライフ

オー・エフ・ライフ