NATSUMEN 『ONExMORExSUMMERxSHIT!!!』(SHIBUYA CLUB QUATTRO)

LIVE:NATSUMEN
PxERxSOxNExL:AxSxE山本昌、山本達久蔦谷好位置
                カッキー、加藤雄一郎、稲田貴貞


暑い夏はもう過ぎ去ったがついにこの日が来てしまった!ナツメンが2年ぶりに復活!AINがいないのはちょっと残念だけど、このバンドの音をナマで聴けるだけでも十分にありがたい!!!。チケットは当然のごとくSxOxLxD OxUxT!当日券もナシという売れ行き。AxSxEのギターを聴くのは去年の春のマチダコウのLIVE以来だ。期待に胸を膨らます観客でキチキチの渋谷クアトロでた〜っぷりサウンドに酔ってきたぞ。


復活を歓迎するなんとも言えない温かいムードの中、本日タワレコ&ライブ会場限定でリリースされた新曲‘No Reason up to the Death’を含め全9曲。怒涛の轟音とノイズの混じり合うカオス化したサウンド、というよりももっと柔らかな感じでお披露目LIVEとしての色合いのほうが強いパフォーマンスだったが、過ぎ去った夏の思い出を胸に刻み込むかのようなカラフルで印象的な名曲の数々をブランクを全く感じさせない演奏で約1時間半楽しませてくれた。この心になにかが染み込むような感覚は格別だ!凄腕を選りすぐったメンバーの技術はもちろん問題なし、キメのパートやホーンセクションのユニゾンもピッタリ、新加入の山本達久の力強く新鮮なドラミングもうまくバンドに馴染んでいた。ギターやシンセのリフはきわめてシンプルなのに、目の前で真夏の日没を眺めているかのようにとても印象的だ。

このバンドの最大の呼び物であるAxSxEのギタープレイは音源よりはかなりラフであったが却ってそのほうがライブらしくてインパクトが強かった。ソロパートでは何度もストラップがずり落ちるほどに暴れまくっていた。仙人のような面持ちでフックのあるフレーズを瞬時に組み立ててそれを連発するセンスにはオドロキ。

MCはほとんどなし、起承転結のあるセットリストが並べられ、アンコールは超名曲‘Newsummerboy’!!!ドラマチックなことこの上ないキラーチューンで私はもう物凄く興奮しちゃって、気がついたらフロアのほぼ最前列まで躍り出てしまっていた。あー!この心になにかが染み込むような感覚は格別だー!
12月にはPANICSMILEやEASTERN YOUTHと一緒にO-WESTのステージに立つらしい。こういう形で見逃せないバンドが増えるというのは本当に嬉しいものだ。

■ NATSUMEN ■
1.NO END 2.Whole Lotta Summer 3.Sonata of the Summer 4.Pills To Kill Ma August
5.No Reason up to the Death 6.Atami Free Zone 7.Septemujina 8.Natsu no Mujina

〜encore〜
9.Newsummerboy


NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER XXX!!!

NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER XXX!!!