X JAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜 〜無謀な夜〜 (東京ドーム)

自分が体験できるなんて信じられない!X JAPAN、10年ぶりのドーム公演だ。今年1月にはまさかの新曲‘I.V.’を発表(期待をはるかに超えたとんでもない名曲だった)、現在の彼らの音が聴けただけでも相当な衝撃だったが、それを生で聴けるとなると想像しただけでも鳥肌が立つ。昨日から興奮して眠れない…。そんなわけで、我々は東京ドームに召集されたのだ。


夕方5時半にドーム着。
前日の波乱から一夜、今日の公演は本当に大丈夫なのだろうか…。開演を信じて席に着くしかない。バックネット上空の2階席、遠いけど会場全体が見渡せて悪くないと思った。意外にも、予定の18時を5分過ぎたところでライブが始まった。‘FOREVER LOVE’ではないか。。昔と同じようにYOSHIKIがピアノを弾き、TOSHIが歌っている…。信じられない!X JAPANが復活して5万人の観客の前でライブを行っているのだ。
下記のセットリストのとおりにライブは進行していく。目の前でX JAPANが演奏しているという事実を、うまく飲み込めない。まさか生で聴く機会に恵まれるとは思っていなかったから……。
リハが不十分なのだろう。バックの演奏は雑で粗い。が、そんなところもXらしい。微笑ましいヤツらだ。それに対してTOSHIの歌声は今まで私が聴いてきたどんなヴォーカリストをも凌駕する神がかりなものであった。彼の歌はYOSHIKIの書くメロディによく馴染むし、詩の世界観や曲の持つ繊細さをしっかり表現できる力を持っている。解散前よりもパワーアップしていたのではなかろうか。
本編は全10曲、1時間20分くらいか。‘Rusty Nail’、‘WEEK END’、‘紅’、往年の名曲を聴いた感動は、言葉では表しきれない。


アンコールではViolet UKの登場に続いてYOSHIKIの迫真のドラムソロ。うまいとかヘタだとか、そういうことじゃなくてね、、、役者が違いますよ。‘Tears’で締め括りかと思いきや、最後の最後で‘X’。2階席から眺める5万人のXジャンプの壮観は一生忘れられない記憶として私の中に残り続けるだろう。
HIDEも見せ場で頑張ってくれていたし、他のどんなバンドとも違う強烈な個性と格の違いというものをドカンと叩きつけられて、心を強く強く震わせられてライブは終わった。
よし!明日は「創造の夜」かい。

X JAPAN

1、FOREVER LOVE 2、RUSTY NAIL 3、WEEK END 4、PATA guitar solo 5、DRAIN 6、LONGING 〜途切れたmelody〜
7、YOSHIKI piano solo 8、WITHOUT YOU 9、I.V. 10、紅


〜encore.1〜

11、City of Devil(Violet UK) 12、YOSHIKI drum solo 13、Tears 


〜encore.2〜

14、WORLD ANTHEM(S.E.) 15、X