大槻ケンヂ『のほほん学校 in 一橋祭』(一橋大学国立キャンパス 東2号館2301教室) 〜 第38回一橋祭
無料だよ!無料だよ!天下の一橋大学でオーケン先生による『のほほん学校』が開講されることとなった。「一橋祭(いっきょうさい)」という学祭、JR国立駅前の周辺地域をも巻き込んだ大々的で華やかな祭典のようだ。入場整理券発券開始である朝10時の30分前に会場へ行ってみるとすでに長蛇の列ができていた。パンクス、ペテン師、引きこもり、ゴスロリ、アングラくんから一般の学生さんまで幅広い層であった。大槻ケンヂの人気もなかなかのものだ。予定時刻通りに入場券が発券され、私はまあまあのポジションで講演を聞くことができることとなった。ホッとしたぜ。
公演開始の14時までだいぶ時間があるわけで、暇つぶしを兼ねて高偏差値くんたちのお祭りの模様を眺めることにした。ん!意外にもかわいいコが多い。本当にここの学生なのか、それとも手伝いやらヘルプやらでやってきた他の大学の女学生なのだろうか、わからんかったが顔面偏差値も高レベルだ。なかでもおそろいのジャージに身を包んだ「女ラク部」の学生が美女揃いだ。いーよなー。我が某大学には女ラク部なんていう気の効いた集団はいなかったぜよ。そんな賑わいのなか、色々な企画が催されていたようだが明らかに部外者である私には溶け込もうという気はつゆも起きず、だらだらしているだけで大槻先生の登場時間を待つこととなった。
通常のライブのように整理番号順に整列して、入場。学校の校舎内でこんなことをするのもなんだか変な気もしたが、なかなかできない貴重な体験だと思うことにした。会場に入ってみた。一般教養の講義をやるようないかにも大学の教室といったような大き目の部屋であった。壁には何枚も映画『グミ・チョコレート・パイン』のポスターが貼られていた。そういえば12月公開だっけね。
そんなこんなでついにオーケン先生の登場!筋肉少女帯でいつも着ている刺繍入り長ランをお召しであった。内容についてはネットで書くなというお触れがあったので詳しく書くことは遠慮するが、まあ九割方はいつもどおりののほほん学校であったといえよう。ダラダラトークとおバカ映像とアコースティックライブ。ウルトラマンシリーズからのトンデモ映像や亀田一家の時事ネタ映像もアリ。あ、男子学生が登場しての青春恋愛質疑応答が面白かったな。気持ちが広いよ、大槻はいつのまにここまでの大人になったのだ?
サブカル人としての大槻ケンヂも大好きだが、トークの合間に挟まれるライブがやっぱり一番いい。歌を歌っている彼の姿が一番好きだ。筋少時代の曲から、特撮、ソロとまんべんなく選ばれた5曲を披露。相変わらずヘタクソだが心のこもった歌声には癒されたし不思議なくらいに感動した。
いまの大槻ケンヂは筋肉少女帯以外の活動を追いかけた方がずーっと楽しめる、とこないだのLIVE(ロックバカ)のときも、そして今日も思った。フリーフォームで、気分気分で好きなことを場当たり的に演る姿の方がいいなー。映画公開ももうすぐだし、『グミチョコ』、読み返してみようかな?
■ 大槻ケンヂ ■
1、香奈、頭をよくしてあげよう 2、企画物AVの女 3、蜘蛛の糸
4、人として軸がぶれている 5、あのさぁ
女ラク部: tp://www.sousui.jp/~santiago/home.html
- 作者: 大槻ケンヂ,江口寿史
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1999/07/12
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