演劇キックプロデュース 演劇ぶっく社設立20周年記念公演 『天国と地獄』(シアターアプル)

作:ジャック・オッフェンバック
脚本・演出:江本純子
出演:町田マリー江本純子小林顕作、澤田育子、田口トモロヲ金子清文、柿丸美智恵、羽鳥名美子
    和倉義樹、高野ゆらこ、武田裕子、延増静美、平野由紀、高田郁恵、水町香菜恵


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愛しの毛皮族が酷評されまくりすてぃ〜でゎないかー。ってことで遅ればせながら観てきましたよよよよよ。にちようび。まちね。

ギリシャ神話なんてなーんにも知らない私のような人間にこんな高尚なネタのお芝居は楽しめるのかしら?と幾許かの不安を抱きながら入場。ロビーにも、客席にも、つまんねぇ芝居なんだってねー!オーラがプンプン漂いまくり。微妙にいやんな雰囲気だ。まあそんなことはどうでもよい、江本純子指揮のジャパニーズパニックオペレッタ『天国と地獄』!!もったいぶらずに定刻に始まったのだ。




たしかに歌は聴き取りづらかった。抑揚が有りすぎて難しいもんね。ストーリーは分かるようで分からないようで、たぶんなんとなくしか自分は分かってないだろう。皆さん疲れているのかダンスにキレがなかった。普段はキビキビ踊って魅力的な高野でさえもこういう柔らかで妖艶なゆったりしたダンスには不慣れなのかイマイチノリキレテイナカッタ。江本と田口が演技中に小林にツッコミを入れる場面には萎えた。その田口の演技もそれほどにも思えなかった。他の客が笑ってる場面(数少ない)でもまったく笑えなかった。。。
毛皮一の豊乳・羽鳥嬢のおっぱいは片方しか出ていなかった。そのせいかどうかわからないが1回しか勃起しなかった。ハート型のニプレスの面積デカ杉じゃないか?隣に座ってたメガネブサイク腐女子の鼻で笑うキモい笑い声にはムカついた。ってか、前からずっと思っていたが金子はいらねーだろ。
期待の町田もイマイチだった。今まで観た中でここまでキュートさが感じられなかったのは初めてだ。怒声を使う場面がやけに多かったが面白くもなんともなかったし、だんだんどうでもよくなってきた。ごめんなー。江本は江本で開き直りすぎというか、なんとなくヤケになって放り投げているような、そんな印象を持ってしまった。




以上、地獄。
以下、天国。





高田はいいねぇ〜。目が透き通っていて表情が大舞台だとなおさら映えるし、足がスラッとしてて肌がキレイでセクシーセクシー。ちょっとオーバーめな演技にも華があってもっと見たいと思った。これからはより重要なポジションを担えるようになるといいのに。
水町も可愛かったねぇ。顔の輪郭と視線がヨイ。今日みたいに耳が見える髪形のほうがいい。言葉では言い表せない独特の愛嬌がある。憎めない存在だ。
出演者のなかで一番の実力者、澤田嬢は流石だ!存在感、演技力、舞台女優に相応しい力を発揮してくれていた。説明的な科白を多く与えられていたが彼女がうまく話してくれたおかげでストーリーを見失わずに済んだ。
高野の歌にはビックリ!声は通るし声量は文句ナシだし、なによりも場で必要な雰囲気というものをしっかりと表現できていた。聴かせる意思が強く、それが客席までしっかりと伝わってきた。素晴らしい。
何気に出番の少なかった柿丸さんと和倉君、演技は会場のデカさに負けていなかったししっかり演ってくれていたと思う。もっと見せ場があってもよかったかもね。





ラストのフレンチカンカンは可もなく不可もなくと言いたいところだが皆さん楽しそうに踊ってくれていたのでヨシとしよう。高田嬢の下腹部が気になったぜ。




もともと演技の実力だとか表現力だとか「技」で魅せる集団ではなくて、瞬間ごとにスパークするハチャメチャ加減を楽しむべき劇団なのだから今回も毛皮族らしいといえば毛皮族らしい。なので文字通りな「演劇」を期待していた人はがっかりだったのかもしれない。
チケット取っちゃってるんで明日も観に行きますぜ。元取りたい。