村上春樹『カンガルー日和 (講談社文庫)』

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)

アンナミラーズでこれを読んでいたらそのまんまの描写がでてきてビックリ!ちょうどハンバーグを注文したところであったのでさらにビックリ!ミニスカートは読書に合う。ペニスは勃起するのだ。




初期春樹の短編集。一話一話はやたら短いが、それでもしっかり春樹ワールドを楽しめるのがこの作品の肝だ。ノスタルジックかつファンタジックな独特の世界観だ。そんな中にほのぼのさが溶け合っていて、それがなおさらヨイ。
なんといってもこの本はラストの「図書館図奇譚」に尽きる。羊男だって登場しちゃうのだ。図書館、地下迷宮、これから「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が生まれたように読めなくもないな。