村上春樹『カンガルー日和 (講談社文庫)』
- 作者: 村上春樹,佐々木マキ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1986/10/15
- メディア: 文庫
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アンナミラーズでこれを読んでいたらそのまんまの描写がでてきてビックリ!ちょうどハンバーグを注文したところであったのでさらにビックリ!ミニスカートは読書に合う。ペニスは勃起するのだ。
初期春樹の短編集。一話一話はやたら短いが、それでもしっかり春樹ワールドを楽しめるのがこの作品の肝だ。ノスタルジックかつファンタジックな独特の世界観だ。そんな中にほのぼのさが溶け合っていて、それがなおさらヨイ。
なんといってもこの本はラストの「図書館図奇譚」に尽きる。羊男だって登場しちゃうのだ。図書館、地下迷宮、これから「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が生まれたように読めなくもないな。