6.14 Memorial LIVE TOKYO(HOLIDAY SHINJUKU)


出演: DYNAMITE TOMMY/足立祐二/屍忌蛇/DEN/KENZI/SHIZUWO/TOSHI/George
    CYBER PROJECT/SPEED-iD/THE DEAD P☆P STARS/TOKYO YANKEES/TAKEIRI BAND


6月14日だ。回を重ねるごとに参加者が豪華になっていく。毎回お馴染みの人と新たに参加する人がいい具合に作用し合って素晴らしいライブになればMARRYも喜ぶだろう。足立祐二とSPEED−id、縁の深い奴等の出演は本当に嬉しい。


8時前に入場してみたらちょうど(2番手かな?)TAKEIRI BANDのライブの真っ最中だった。いかにも竹入らしい大人の男気のある太く渋い声質が心に染み入る。BASSISTはGargoyleTOSHIだった。音の微妙な硬さやピッキングのニュアンスなんかはGargoyleでの時のプレイと全く変わらないので微笑ましかった。大盛り上がりするような楽曲ではないが聴く者それぞれが何かを感じていたような雰囲気がした。精力的に活動を続けて貰いたい。
続いてTHE DEAD P☆P STARSTAIJIはいつまでたってもゲストミュージシャンみたいな感じだ。バンドになじんでるのか、なじんでないのか。AKIの歌い方は清春のようで、少々興ざめ。ベテランらしくもっと個性が欲しい気もした。


次は伝説のバンド、CYBER PROJECT。どんなメンバーでどんな曲をやるのか全く想像がつかなかった。ステージを覆い隠すように巨大な白い紙が張られ、おなじみのあの曲、、‘ANARCHY IN THE UK’が流れた。白い紙が破られ、スモークの中からメンバーが登場した。堂々とステージ中央に懐かしいのツートンヘア、黒のシースルーシャツ、俯いているので顔は見えない。でもなんか記憶よりはズウタイがデカい???上手のギタリストはEVAKANだ。‘KILL TIME’のイントロをかき鳴らす。ツートンへアの大男が顔を上げた!新谷かよ!?ビックリ。本気でDYNAMITE TOMMYかと思った。往年のTOMMY氏そっくりの風貌でCOLORの曲を歌い続けられてビックリさも倍増。RAPESで聴くのと同じように絶叫しまくる様はカッコイイ。逆にダラっとしたMCも面白かった。いきなりビリスラの‘イツモノヨウニ’を口ずさんだりしてこっちまでニヤリ。EVAKANはもう相当COLORの曲を弾き慣れている。TATSUYAのように技巧的で緻密で丁寧だ。特に‘THE EHIBITION’と‘SOME BECOME STRANGER’のギターソロは見事としか言いようがなかった。‘SOLDIER SINGS’や‘MIND’‘D.D.T’等、まさかまさかの曲が聴けたのもオイシイ。


続いては東京ヤンキースだ。熱狂的な固定ファンを引き連れてフロアをかなり熱くしてくれた。熱く男気のある真っ直ぐなラウドロックだ。ありそうで実はあまり誰もやってない路線なので存在自体も貴重であろう。


トリはもちろんSISTER'S NO FUTURE。DYNAMITE TOMMY(Vo)、屍忌蛇(G)、DEN(B)、KEIZI(Dr)にMARRYと親交の深かった足立祐二を加えて、どんな曲を、どんなサウンドを聴かせてくれるのか、否が応でも期待に胸が膨らむ。もちろん1曲目は‘FOOLS! GET LUCKEY!!’だ。TOMMY氏の怒声は昔とさほど変わらない。全身黒い服に身を包み、黒いニットキャップを被っていた。‘LA LA MIE’、‘DOLPHIN KICKS’、‘LEFT WING’、‘TOMORROW NEVER COMES’、あの輝かしい時代の音が、匂いが蘇る。攻撃的なリフの応酬が耳の奥の奥まで刺激してくれる。激しいモッシュも不思議と痛く感じない。屍忌蛇は自分のバンドのとき以上に真剣なようで丁寧にフレーズを組み立てていた。‘KILL YOURSELF(かまいたち)’、‘IMAGINE(JOHN LENNON)’、意外な選曲にもビックリ。TOMMY氏はJOHN LENNONが偽善者らしく見えて大嫌いだそうだ。去年と同様、「むかつくことが多い。」と何度も繰り返す。中指を立てる姿から、DYNAMITE TOMMYはDYNAMITE TOMMY以外の何者にも成り得ないことをしっかり確認してしまった。破壊力のあるサウンドを散々聴かせてもらったあげく、本編ラストは聴けるとは夢にも思っていなかった‘CLENCH ONE'S FIST’!屍忌蛇の整ったタッピングのリフがとても綺麗に響き渡った。鋭い眼つきで気合十分のTOMMY氏。お前のその手でCLENCH ONE'S FIST!
アンコールはGeorgeと新谷を加えて機嫌の良い時にやりたくなるという‘MY WAY’とMARRY作曲の名曲‘A.R.O’。テンションが上がりまくり、ただ夢中でTOMMY氏の歌声を聴いていた。ラストはもう一度‘LA LA MIE’。ステージに掲げられたMARRYの肖像が瞼の奥に深く焼きついた。。。COLOR×RAPESのコラボTシャツを購入。

■ CIBER PROJECT ■
1、KILL TIME 2、THE EXHIBITION 3、D.D.T 4、SOME BECOME STRANGER 5、SOLDIER SINGS
6、OH TEAH 7、NEO FREEDOM 8、MIND

■ SISTER'S NO FUTURE ■
1、FOOLS! GET LUCKEY!! 2、LA LA MIE 3、DOLPHIN KICKS 4、KILL YOURSELF 5、IMAGINE
6、BREED 7、LEFT WING 8、TOMORROW NEVER COMES 9、CLENCH ONE'S FIST

〜encore.1〜
10、MY WAY 11、A.R.O

〜encore.2〜
12、LA LA MIE  (順不同)