村上春樹『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』



今やノーベル文学賞に一番近い男?村上春樹とその読者・ファンとかインターネットを通じて熾烈な質疑応答を繰り広げたのを1冊にまとめた本。何年か前に出版された『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))』の続編である。
どうでもいい適当な質問をする者、マニアックでディープな質問をする者、相談相手がいない為に困って春樹に頼る者、、、たいていの質問する側に関して私が思ったのは、質問文が村上春樹に影響されまくっている人が異様に多いということだ。出せば売れる世界的な作家、社会への影響はこれほどまでに大きいものなのかと普通に驚いた。そんな読者・ファンに対してあいも変わらず春樹はのんびりとマイペースな返答を繰り返す。何を考えてるのかわからん不思議なヤツだ。やれやれ。とりあえず私も自分なりに健康の維持には努めようかな。バー・スメルジャコフ???『カラマーゾフの兄弟』って読んだことないんだけど、そんなにも名作なのかい。韓国や台湾の読者はなんだかとっても必死だなぁ。安西水丸氏の心温まるイラストもナイスだ。
村上春樹ドストエフスキーを超える日は来るのか!?もしかしたら、もう超えちゃってるかもしれないけどね!
今年は久しぶりにネズミ4部作とノルウェイの森を読んでみることを決意した。