ARCH ENEMY JAPAN TOUR 2005(新木場STUDIO COAST)

いまや名実ともに№1のメロディック・デスメタルバンドARCH ENEMYのJAPAN TOUR、初日は広くてピカピカのSTUDIO COASTで行われた。渋谷や新宿よりもはるかに家から近いところにこのような特大ライブスポットが出来ていたとはありがたい。音は良いとは言えなかったがまあそれはしょうがない。かなり好評だったオープニングアクトTRIVIUMに続いていよいよ真打ちが登場した。
このバンド、まずなによりステージに立った見栄えがスゴい。5人から感じられる威圧感はそのサウンドと同様に強烈だ。そして曲が始まるやいなや終始マイケル・アモットの叙情的なギターフレーズが冴え渡る。攻撃的な分厚いリフと、その隙間を突く美しいメロディがふんだんに織り込まれたオブリガードは一度聴くともう耳から離れない。これぞARCH ENEMYの最大の魅力でありもちろんこれが聴きたくてここに来たのだ。クリス・アモット脱退に関しては非常に残念に思ったがサポートのフレデリックもなかなか良いギタリストで安心できた。ドラムのダニエルのパワー&テクニックは言わずもがな。ドラムを聴きにいくだけでも価値のあるバンドだと改めて思った。ただ、アンジェラ・ゴソウの歌が表現力に乏しいというかCDで聴くのと比べて正直物足りなかった。確かに声質は魅力的ではあるがライブが進むにつれて声は薄くなり、迫力は減少していく。どの曲も一本調子で同じように歌うので、抑揚のつけ方をもっと工夫すると歌にメリハリがついて曲が栄えるのではなかろうか。ステージングや煽りなんかはHEAVY METAL然として非常に格好良いのだが。。。
Enemy Within’を聴きたかった。

ARCH ENEMY

1、Nemesis 2、Heart Of Darkness 3、Dead Eyes See No Future
4、My Apocalypse 5、Burning Angel 6、Drum Solo 7、Taking Back My Soul
8、Diva Satanica 9、Guitar Solo(Michel) 10、I Am Legend/Out For Blood
11、Bury Me An Angel 12、 Guitar Solo(Fredrik) 13、Ravenous

〜encore 1〜
14、Skeleton Dance 15、Dead Bury Their Dead 16、We Will Rise

〜encore 2〜
17、Snow Bund 18、Shadows And Dust 19、Fields Of Desolation