HEAVEN'S ICECREAM (三軒茶屋HEAVEN'S DOOR)

出演:東京ピンサロックス、MEXICO、BO-PEEP、熊猫、他


女にロックはできるのか、できないのか


2月に行われたイベント「HEAVEN'S CHOCOLATE」の夏ヴァージョンがこの日三茶で。
7月ももう半ば、アイスクリームを食べたくなるほどの熱く興奮できるライブをみたい!と思ってライブハウスに駆け込む日々ではあるが、当たったり外れたり、予想に反してたいしたことなかったり意外に凄かったり、ミュージシャンそれぞれの表現に一喜一憂する毎日である。


会場はほぼ満員といってよいだろうか、身動きが取りづらいほど想像以上にたくさんの人がいた。コアな音を出すバンドが多く、また、途中で元SUPER EGG MACHINEの藤井万利子(彼女のHPを見てみるとなにやら新(旧!?)バンド結成だってよ〜)の飛び入りがあったり、結果的にはなかなか盛り上がったイベントで、終演後は出演者・観客それぞれに満足げな顔をしていたのが印象に残った。



2月の時と同様トリで登場した東京ピンサロックス。秋にリリースされる初のフルアルバムのタイトル&リリース日がついに公の場で発表された。嬉しい。ここ最近顕著に現れている‘‘進化する東京ピンサロックス’’がギッシリ詰まった聴き応えのある作品であるに違いない。当然まだライブで披露されていない曲も入っているだろうし、その辺の出来栄えにも期待だ。個人的に思うにはビートルズのサージェントペパーズのようなジャンルに囚われない、まだ今まで誰もやったことのないような革新的な曲・プレイがきっと聴けるだろう(フレットレス・ベースやラディックのドラムまでもを駆使したという)。

この日も可愛くポップでテクノでサイケでプログレアヴァンギャルドな有一無二なライブを見せてもらえた。1曲目から2曲目への展開がいい。ダウナーな雰囲気から一気に煌びやかな世界が浮かび上がるのだ。
それぞれのパートに個性があってそれが遠慮なくぶつかり合う。「統一感」という言葉は彼女らには似合わない。本来ロックバンドが持つべきはずの魅力が満載であった。
最近のセットリストはかなりお決まりになってきているので、今後はまだライブで披露されていない曲が少しづつ明らかになっていくのを願っている。新作リリース時にはワンマンライブをやってくれたらいいな!

東京ピンサロックス

1、MONOPOLY 2、新曲 3、新曲、4Who Am I? 5、プルトニウム
6、WEEK 7、バブルガール(順不同)