北海道日本ハム7−8福岡ソフトバンク(東京ドーム)


願っても無いような好カードだ。今をときめく好投手・ダルビッシュ−杉内の投げ合いということなので球場に駆けつけずにはいられなかった。 今日も仕事をバッサリ切り捨ててメタラーカト氏とともに試合開始の18時ちょうどにドームに入ることが出来た。


まずは期待の大物ルーキー・ダルビッシュ有のピッチングから。
第一印象は高卒新人らしからぬ綺麗にまとまった完成形の投手に思えた。コントロールが良くて球筋にクセがなく、身長はかなり違えど桑田真澄のデビュー当時を彷彿させるものを感じた。
ストレートのスピードはMAXは144㎞、平均で140㎞前後、プロとしては特別速くも遅くもない、考えようによっては打ちやすい速さかもしれない。
配球が単調なのか序盤は完全にホークス打線にピッチングを見透かされていた。2回には緩めの変化球をことごとく狙われてランナーを貯められ、川崎宗リンに手痛いグランドスラムを浴びてしまった。
3回以降は気を取り直したようにホークス打線をピシャリと抑え、6回を投げて5失点、プロ初黒星かと思われたが天性の幸運なのか大物の証なのかそれは結果的に免れた。
高卒新人投手としては文句のない投球だが今後ファイターズのエースとして君臨していくには有無を言わせぬような決め球が欲しいところだ。


対する今シーズン絶好調の左腕・ホークス杉内。
120㎞代の変化球(スライダー?カットボール?)のキレ・コントロールが素晴らしく絶妙で、ファイターズ打線は手も足も出なかった。わかっていても打てないのだろう。そのおかげでたいした速くないストレートも威力を増し6回まではほぼパーフェクトといえる快投を見せてくれた。1回と4回の3者連続奪三振には体が震えた。
これじゃあこの時期に12勝も挙げちゃうわけだ。こんな神ピッチングを毎回されてしまったら20勝も夢ではないだろう。
雰囲気が変わったのは7回裏。一気に4連打を浴び2失点、こちらは逆にストレートを打ち込まれた。


8回表を終わって2−7。やっぱりホークスは強いぜ、と思ってもうお家に帰ることに致しましたのですよ。
家に帰って結果を知ってビックリ!!






8回裏にコユキの3ラン、9回裏にガッツ小笠原の2点タイムリスリーベース、、、なんと5点差追いついて延長線…。
こないだのハム−ロッテ戦と同様、私が退散してから試合が動いていたとは残念…。
ホークスのリリーフは意外に頼りないのね。。。
ファイターズの皆さん、打つのならもっと早い回に打てよお!


結局10回にホークスが勝ち越してゲームセット。両軍お疲れ様。