東京JAZZ2005(東京ビッグサイト東1ホール)


ださいタイトルだな。もうちょっと気の利いた名前を思いつかんものなのか。JAZZといっても今日の出演者はJAZZからかなーり遠い音楽だった。ウハウハ。

鉄骨に当たって跳ね返ってくる音がどうも気に喰わなかったが、高額なチケット料金に値する誠に見事なパフォーマンスだったのでうれしい。

本日のお目当ては昼の部のMarcus Millerと夜の部のHERBIE HANCOCK'S HEAD HUNTERS'05。
これだけの大御所ミュージシャンが見れるんだからもうたまらん。東京マンセー


昼の部のトリを務めたMarcus Millerから。BASSをリード楽器としたスラップバリバリでファンキーなプレイを実際目(耳の?)の当たりにして聴くと、リズム感の凄さというかタイミングの捉えかたが本当に尋常じゃないことが手に取るようにわかった。お祭り気分で陽気な顔で演奏していても、細かい部分まで注意を払って真剣に音を届けようとする意志はすごく伝わってきた。
音楽というのは頭脳と神経を使うんだな。後半はかなり適当に弾いていた派手なベースソロも多かったが十分に堪能できたので喜んでおくことにしよう。マーカスのバスクラリネットもよかったぞ。


夜の部に出演したHERBIE HANCOCK'S HEAD HUNTERS'05
ツインギターにパーカッションにトランペット、、、。7人編成という大所帯を率いて怪演をみせた今年のハンコック。こちらもバカテクと恐ろしいほどの才能と完璧なアンサンブルを駆使したファンキー極まりないプレイを聴かせてくれた。
HEAD HUNTERSが東京で蘇った。おまけにサイドマンとしてMarcus Miller(BASS)。なんと1曲目からWATERMELON MAN!まさかここで聴けるとは思わなかった。
ハンコックの姿が見れるだけで実際もう満足であったが、バンド全体としての完璧さ、普通なプレイでも存在感抜群なマーカス、ツインギターの弾き分けも個性的で聴き応えがあった。
ハンコックはバッキングではエレピをトリッキーに、ソロではアコピを優雅に弾き、どちらもまさにハービー・ハンコック以外の何者でもない個性的な演奏であった。特にエレピの頭脳的なアレンジは印象に残った。1時間の演奏では足りないよ!このメンツでのフルライブを実現させて欲しい!
また来年!!

HERBIE HANCOCK'S HEAD HUNTERS'05

1、Watermelon Man 2、Spider 3、Safiatou 4、Butterfly
5、Actual Ploof 6、Hung Up Your Hung Ups


Headhunters

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