リチャード・ニクソン暗殺を企てた男(銀座テアトルシネマ)

・監督:ニルス・ミュラー
・共同脚本・製作総指揮:ケヴィン・ケネディ
・製作総指揮:レオナルド・ディカプリオアレクサンダー・ペイン
・出演:ショーン・ペンナオミ・ワッツ


1974年、ニクソン大統領の暗殺のためにハイジャックを企図した実在の男を題材にした映画。町田康の「告白」をおもわせるようなストーリーであった。
主人公のサム・ビック、レナード・バーンスタインを愛し、仕事はうまくいかず新事業を立ち上げようにも失敗、妻には逃げられ、やること為すこと常に失敗につきまとわれるダメ人間だ。予定通りに進まない人生ゆえに追い込まれ大統領暗殺を決心するまでにいたるショーン・ペンの演技が見どころである。人生を諦めているわけではなくて前向きに生きようとする男なのに、、、。

ひっそりとした雰囲気が延々続くあとでの衝撃のラストシーンには心臓がドキっとした。