ジェット機 「JETOY’S LAND」

JETOY’S LAND

JETOY’S LAND

宮田ジェット率いる天然ストレートロックバンド、ジェット機のメジャー第2段アルバム。
苦も楽も酸いも甘いも知り尽くした大人たちの、ノリノリでこれまで以上に等身大すぎる作品である。


考えて作っているのか何も考えずにノリ一発で作ったのか解らない、不思議な魅力がある。
宮田ジェットの歌は相変わらず良くも悪くも青臭く、川西ジェットのドラムはなぜかいつも余裕シャクシャク、akkinジェットのコードワークは一聴して誰にでもできるようなことをやっているようだが実はどこか個性的な心地良さ。自分で書いていてもよくわからん、不思議なバンドだ。


全16曲+BONUS TRUCK1曲と内容もギッシリ。同じような曲が多くて後半は飽きるかなとも思ったがそうならないのはやはりベテランの力。聴いていくうちに詞の言葉遊び(天然!?)だったり、コーラスだったり、リズムだったり、ところどころ細かな工夫が垣間見える。レイコジェット(from 東京ピンサロックス)の感情こもる怒声にもビックリだ。
初回盤特典シングル‘赤いヒヨコ "scrambledeggs"’の子供のようにはじけまくった宮田ジェットに爆笑〜。
ライブで聴くとさらに曲それぞれの個性が引き立ってくるであろう。ツアー楽しみね☆
80点。