HEAVEN’S CHOCOLATE〜三軒茶屋〜

二日間の研修も無事終了、地元でゆっくりしたいところだっかが寝不足&二日酔いの状態で急遽帰京。三軒茶屋HEAVEN'S DOORで東京ピンサロックスのライブを見るためだ。2005年初ライブ、新曲がかなりたまっているらしい。新たな一面をどうしても見たい!多少道に迷いながら18時30分過ぎに手みやげ持参で会場へ入った。初めて入る三軒茶屋HEAVEN'S DOORはいかにも伝統的な古き良きライブハウスだった。地下室で、暗くて、汚くて、煙草の匂いが充満していた。ベースアンプがメサブギーだったのがなぜかちょっと嬉しかった。

SLIP、chaka×chakaに続いて3バンド目にSUPER EGG MACHINEが登場。初めて見る新BASSISTは評判どおりにかなり優秀だった。ピッキングがかなり強くて安定していた。このバンド、見逃せない存在かも…。「REBIRTH」では東京ピンサロックスのトモッチ!がゲスト出演してギターバトルで会場を沸かせた。

22時頃、トリで東京ピンサロックスが登場。長い間閉じこもって制作活動に勤しんだ彼女らの成果が発揮される時が来た。1曲目、シンセをフィーチュアした近未来的で少々プログレテイストな新曲だった。髪を以前のドレッド風に戻し、スケルトンゴーグルをつけたナオコ(Vo)がイントロ、間奏でシンセをかき鳴らす。歌メロは抑揚があって難しそうだ。ヒサヨ(Ba)とレイコ(Dr)のリズム隊はいつもどおり一筋縄では行かない凝りまくった感じ。知恵を振り絞ってアレンジを練っている姿が想像される。この曲は自分にはけっこう難解な曲に聞こえた。数多く聴けばもっといろいろ判断できることは多いだろうから、また演って欲しい。
2曲目、オムニバスアルバム「X THE STREET」収録の少年ナイフのカバー「JOHNNY JOHNNY JOHNNY」。今夜はCDよりもかなりテンポが速い。こういうストレートなR&Rチューンはピンサロックスに少ないのでいいアクセントとなる。ゴーグルを外したナオコが元気いっぱいに歌う。トモッチ!(G)の不思議な単音リフが耳に残った。
4曲目、昨年末あたりからライブでは毎回披露されている「プルトニウム」。怪しげなシンセのイントロに続いてあのけだるいシンセのリフがきた。新作はプリプロまで終えたということで、この曲も見違えるように練り上げられていた印象を持った。個人的に本日のベストチューン。プルトニウムプラネタリウムプラトニック、ナオコの言葉遊びがが面白い。
6曲目、「モノポリー」。「プルトニウム」や「WEEK」と同様に昨年末からライブで披露されているややダークな新しい路線の曲だ。アイディアの泉が深いことについ唸ってしまう。歌詞は彼女らの1stミニアルバム「STAY HERE」の時期のものに近いナオコらしい内向きな詞に思えた。
ラストはお約束の「バブルガール」だ。やはりこの曲が一番盛り上がる。聴き飽きた感もあるが名曲なので良しだ。プレゼントを偶然にもゲットしてしまった。満員の観客を前に彼女らも満足したようで見ている側としても嬉しかった。次回さいたま新都心でのライブも是非足を運ぼうと思う。まだまだ新曲を聴きたい。「SOUND WAVE」や「ブレインウォッシャー」のようなファンキーでコアな曲はあるのか?春発売の新作に期待だ。

東京ピンサロックス
1、新曲 2、JOHNNY JOHNNY JOHNNY 3、新曲 4、プルトニウム 5、WEEK
6、モノポリー 7、バブルガール


X THE STREET